Converting Storage Types

最終更新日:2025-08-06 11:04:57

オブジェクトストレージにおけるストレージクラスの変換とは、利用要件に応じてデータをあるストレージカテゴリから別のカテゴリへ移行することを指します。このプロセスにより、ストレージコストの最適化やリソースの有効活用が可能になります。例えば、アクセス頻度の低いデータを自動的に低コストなストレージ、例えば低頻度アクセスストレージやアーカイブストレージへ移行することで(アーカイブストレージのストレージタイプを変換する場合には、まずファイルをリストアする必要があります)、データの可用性を維持しながらストレージコストを大幅に削減できます。ファイルのストレージタイプは、Lifecycle Settings、コンソール操作、またはAPI経由で変換できます。

ストレージタイプ変換

ライフサイクルルール、コンソール、APIを利用したファイルストレージタイプ変換が可能です。

ライフサイクルルールによる変換

コンソールでライフサイクルルールを設定し自動変換を実現(詳細設定はLifecycle Settings参照)。

カスタム要件がある場合、API経由で設定可能(詳細はPutBucketLifeCycle参照)。

現行ルールでは標準ストレージ低頻度アクセスストレージ/アーカイブストレージのみサポート。逆変換はコンソール/APIでの手動設定が必要。

コンソールでの変換

  1. CDNetworks Consoleにログインし、Object Storage Serviceを選択
  2. 対象バケットのNameをクリック、または該当バケット右端のManageをクリック
  3. 詳細ページ上部のFile Managementをクリック
  4. 変換対象ファイルを選択し、右端のMore > Modify Storage Classをクリック。必要に応じ低頻度アクセスストレージ/アーカイブストレージに変換


APIによる変換

converttype APIで指定ストレージタイプへの変換が可能(詳細はスConvert Storage Classes参照)。

ファイル復元

アーカイブストレージのファイルは直接アクセスや他ストレージタイプへの変換が不可です。アクセス/変換には事前の復元が必要です。コンソールまたはAPIを通じて復元可能です。

コンソールでのファイル復元

  1. CDNetworks Consoleにログインし、Object Storage Serviceを選択
  2. 対象バケットのNameをクリック、または該当バケット右端のManageをクリック
  3. 詳細ページ上部のFile Managementをクリック
  4. 復元対象ファイルを選択し、右端のMore > Restoreをクリック。復元後の有効期間を設定可能(期間経過後ファイルは再凍結されアクセス不可)




注意事項

以下の点に注意:

  • 最低保存期間: 低頻度アクセスストレージ(30日間)・アーカイブストレージ(60日間)。期間未満の削除には追加費用発生
  • データ取得料金: 低頻度アクセスストレージのファイルアクセス時、実際のデータ取得量に基づき追加料金が発生