Lifecycle Settings

最終更新日:2025-08-06 11:04:53

オブジェクトストレージは、ファイルのアクセス頻度に応じて、標準ストレージ、低頻度アクセスストレージ、アーカイブストレージの3種類に分類されます。これら3つのタイプのストレージに格納されたファイルは、それぞれ異なるライフサイクルを持っています。オブジェクトストレージのライフサイクル管理は、自動化されたデータ管理機能です。ユーザーは自分のデータ保存要件に応じて、ストレージ内のオブジェクト(ファイル)に自動ライフサイクルルールを設定することができます。手動の介入がなくても、システムは指定された通りにデータを自動移行・自動削除することが可能です。ライフサイクルルールによってオブジェクトのライフサイクルを管理することで、データタイプの変換が自動化され、アクセス頻度の低いデータをよりコスト効率の良いストレージタイプに自動的に移すことができます。これにより、ストレージリソースの最適化とコスト削減が実現できます。

ライフサイクルルール作成手順

  1. CDNetworks Consoleにログインし、Object Storage Serviceを選択
  2. 対象バケットのNameをクリック、または該当バケット右端のManageをクリック
  3. 詳細ページ上部のBasic Settingsをクリック
  4. Basic SettingsページでLifecycle Settingsを確認し、青色のCreate Ruleボタンをクリック
  5. 対応ページで必要な設定を完了

(ポリシー) Applied To

  • バケット全体: 選択時はバケット全体に適用。本ルールは1回のみ設定可能で、プレフィックス指定ルールと同時設定不可
  • プレフィックス指定: 選択時は指定プレフィックスのみ適用。複数ルール設定可。選択後に対応入力欄にプレフィックスを入力

Lifecycle
3つのライフサイクルルールは複数選択が可能で、選択したデータ型変換の日数はカスタマイズして変更できます。重要な注意点として、これら3つのルールの「最終更新日」は順番に増加するように設定する必要があります。

注意: 現在、ライフサイクルルールは標準ストレージから低頻度アクセスストレージまたはアーカイブストレージへの変換のみをサポートしており、逆方向の変換はサポートしていません。逆方向に変換する場合は、コンソールまたはAPIから手動でファイルのストレージタイプを設定してください。

ライフサイクルルール編集/削除

ルール作成後、ルール一覧でEdit/Delete操作が可能。Clear All Rulesボタンは全設定ルールを一括削除するため注意して使用。