Bind Service Domains

最終更新日:2025-08-06 11:04:47

カスタムドメインのバインドにより、エンドユーザーが指定したドメイン経由で特定のオブジェクトストレージバケットからオブジェクトをダウンロード可能になります。カスタムサービスドメインが不要な場合はこの手順をスキップできます。オブジェクトストレージはエンドポイントドメイン(S3対応)を提供しており、エンドユーザーは直接オブジェクトをダウンロード可能です。
ドメインバインドの主な機能と利点:

  • ブランディングと認知度向上: 簡潔で認識しやすいドメイン経由でのリソースアクセスにより、信頼性とブランドの専門性を強化
  • CDN加速との統合: ドメインのバインドがCDNとの統合を容易にし、グローバル加速とリソースキャッシングを実現
  • 柔軟なアクセス制御: カスタムドメイン利用でより柔軟かつ便利なアクセスを提供

ドメインバインドの適用シナリオ

ドメインのバインドは任意であり、実際のユースケースに依存します。以下にオブジェクトストレージアクセスのシナリオを示します。CDN + オブジェクトストレージソリューション利用時には通常ドメインのバインドが必要です。

ドメインをストレージにバインドする場合

  • CDNW CDNを利用

CDNetworksのグローバル加速ネットワークを活用し、エンドユーザーのダウンロード速度/信頼性/同時接続性を大幅改善、オリジンバケットの負荷軽減を希望するケース:

  1. CDNW CDN加速ドメインをバケットにバインド
  2. CDN設定でバケットを配信元(Origin)に指定
  • サードパーティCDNを利用

他社CDNサービスプロバイダーを既に利用中あるいは希望し、当該CDN経由でオブジェクトストレージコンテンツへのアクセスを加速したいケース:

  1. サードパーティCDNドメインをバケットにバインド
  2. サードパーティCDN設定でバケットを配信元に指定
  • CDNを利用しない

CDN加速が不要/不適切、または自社ブランドの覚えやすいドメインを希望するケース:

   1. 顧客独自ドメインをバケットにバインド
   2. バケットを指すCNAMEレコードを設定します。オブジェクトストレージでは、CNAME設定用に2種類のドメイン名(Endpoint(S3対応)と、CDNetworksが提供する組み立て済みオリジンドメイン(CNAMEドメイン))を提供しています。どちらか一方を選択してCNAMEの設定が可能です。  

関連するドメインの取得方法については、Obtain Domains をご参照ください。

ドメインが不要な場合

オブジェクトストレージのデフォルトEndpointで要件を満たせるケース:

1. 特定バケットのEndpoint経由でオブジェクトダウンロード可能
2. 必要に応じEndpointをAPIやWebポータルに統合

コンソールでのドメインバインド手順

  1. CDNetworksコンソールにログインし、Object Storage Serviceを選択
  2. 対象バケットのNameをクリック、または該当バケット右端のManageをクリック
  3. 詳細ページ上部のDomain Managementをクリック
  4. Bind Custom Domain Nameをクリック、プロトコルタイプ(HTTPまたはHTTPS)を選択し、ドメインを入力


Protocol Type
HTTP/HTTPS対応(デフォルトはHTTP)。現時点で両プロトコルをサポート

Custom Domain Name
最大100件までのドメインを一括入力可能。通常ドメインとワイルドカードドメインをサポート