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最終更新日:2025-05-30 14:17:44

CDNetworks メディア処理サービス

CDNetworks メディア処理サービスは、クリエイターや企業に包括的な動画・音声最適化機能を提供する堅牢なプラットフォームです。本サービスはオブジェクトストレージに保存されたメディアアセットを様々なフォーマットにシームレスにトランスコードし、PC・テレビ・モバイル端末など多岐にわたるデバイスで最適な再生品質を保証します。

フォーマット変換に加えて、本サービスは多様なメディア処理ニーズに対応する付加機能を提供します。代表的なスクリーンショットの生成、ブランド保護のための画像ウォーターマーク埋め込み、堅牢な動画暗号化によるコンテンツ保護が可能です。これら全ての機能は、直感的なインターフェースと強力なAPI群を通じてアクセスできます。

主要機能

CDNetworks メディア処理サービスで実現可能な操作:

  • メディアファイルのトランスコード: 動画・音声ファイルを多様なデバイス/プラットフォーム対応フォーマットに変換
  • 視覚アセットの生成: クイックプレビューや参照用のスクリーンショット作成
  • ウォーターマーク適用: ブランド/コンテンツ保護のための画像ウォーターマーク埋め込み
  • コンテンツ保護: 堅牢な動画暗号化によるメディアアセットの保護
  • ワークフロー自動化: セキュアなREST APIによる既存ワークフローへの統合
  • 豊富な機能活用: 特定メディア処理要件に特化した多様な機能の利用

はじめに

本セクションではCDNetworksメディア処理サービス利用前の必須事項を解説します。

前提条件

サービス利用開始前に以下の前提条件を満たしてください:

  • CDNetworks オブジェクトストレージ: 本サービスはCDNetworksオブジェクトストレージバケット内のメディアファイルのみ処理します。オブジェクトストレージサービスの有効化とファイルアップロードが必須です。本サービス自体はファイルを保存せず、処理に特化しています。
  • サービス有効化: 本サービスは付加価値サービス(VAS)のため、別途有効化が必要です。アカウントで本サービスを有効化するにはCDNetworksカスタマーサポートまでご連絡ください。

重要な考慮事項

サービス利用時は以下の点に留意してください:

  • 処理時間: ファイルサイズと操作の複雑性により、処理完了まで時間を要する場合があります
  • コールバック通知: API呼び出し時にコールバック通知を設定することで、処理進捗を効率的に監視可能。指定のコールバックサーバーにリアルタイムでステータス更新が送信されます

API概要

CDNetworksメディア処理サービスは包括的なREST APIセットを提供し、アプリケーションやワークフローへのメディア処理機能のシームレスな統合を実現します。これらのセキュアなHTTPベースAPIにより、プログラムで多様なメディア関連タスクを実行可能です。

以下の表は利用可能なAPI機能の概要を示します:

Media Processing Function API
Transcoding Video Transcoding
Audio Transcoding
Video/Audio Transmuxing Packaging
Adaptive Bitrate Streaming
Content Encryption HLS AES Encryption
Intelligent Transcoding AI Super Resolution
LBHD
Video/Audio Edit Video/Audio Clipping
Video/Audio Trimming
Video Cropping
Adding Subtitles
Adding Watermarks
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