Back-to-origin Policy

最終更新日:2022-03-30 15:06:58

1 機能紹介

1.1 概要

クライアントがCDNetworksのCDNサービスを利用する場合、CDNpopはユーザのリクエストに応答する源サーバとして機能し、またユーザとして源サーバと対話する。CDNetworksは、以下のような「原点回帰」(以下BtO)策略を対応している。

  • 源ネームによる原点回帰
  • 源IPによる原点回帰
  • 原点回帰切り替え
  • ユーザーIPによる原点回帰
  • ISP採用による原点回帰
  • ユーザ IP による転送

すべてのCDNetworksアクセラレーション製品を使用している場合、BtO配置は主要でかつ必要な配置になる。顧客は、事業特性に合わせて、異なるBtOの策略を採用できる。

1.2 適用製品

  • 内容加速

  • 動的ウェブ加速

  • メディア加速

  • メディア加速生中継

2 機能説明

2.1 源ネームによる原点回帰

クライアントは源ドメインネームを提供する。CDNetworksはDNS解決を実行する。CDNサーバは解決したIPでも原点に戻る。

適用シー

このBtO策略は源IPアドレスが不安定で、頻繁に変更するクライアントに適している。

2.2 源IPによる原点回帰

カスタマーは源IPを提供し、CDNetworksはアクセラレーションドメインネームを固定源IPに結びつける。

適用シー

この策略は源IPアドレスが安定で、頻繁に変更しないクライアントに適している。

2.3 原点回帰切り替え

BtO切り替えは、CDNおよびBtOリクエストのために異なるドメインめネームおよびポートを使用することを対応する。例えば、CDNリクエストに対してドメインAおよびポートAを使用するが、BtOリクエストに対してドメインBおよびポートBを使用する。

適用シー

BtOリクエストに自分のドメインまたは従来のポートを使用しないクライアントもいる。例えば、クライアントはCDNetworksまたはAWSのクラウドソースを使用し、源ドメインはCDNetworksまたはAWSによって提供されているため、CDNリクエストに使用されるドメイン/ポートはBtOドメイン/ポートとは異なる。これらの顧客にBtO切り替えソリューションを提案する。

2.4 ユーザーIPによる原点回帰

CDNetworksは、同じユーザIPを有するリクエストが同じ源サーバに解決されることを保証するために、ユーザIPと源サーバIP間のマッピングを維持する。

適用シー

以前にBtOリクエストを送信していた場合、いくつかのクライアントは、同じユーザによって送信された次のBtOリクエストを同じ源サーバに解決される(ユーザのためにログイン状態を維持する)ことを望むだろう。CDNetworksは、これらの顧客に対してBtOをユーザー別IP策略として推奨している。

2.5 ISP採用による原点回帰

クライアントの源が異なるISPネットワークに分散している場合、ISPのBtOは、BtOリクエストが対応するISPの源に戻ることを保証する。この方法は、ネットワークを横断するBtOリクエストを回避し、ネットワークを横断する時間を節約する。

適用シー

この策略の使用は、クライアントが異なるISPネットワークに複数の源端末を展開している場合に推奨する。

2.6 ユーザ IP による転送

ユーザIP転送では、BtOリクエストを源側に送信する際に、HTTPヘッダ「cdn-src-ip」または「x-forward-for」にエンドユーザのIPアドレスを追加する。

CDNetworksは、顧客のリクエストに応じて他のカスタマイズHTTPヘッダもサポートする。これにより、顧客はユーザーのIP情報を収集することができる。

適用シー

ユーザのIP情報を収集することが必要な顧客に適用する。

3 注意事項

BtOドメインまたはIP変更された場合、顧客は直ちにCDNetworksに通知し、アクセラレーションドメイン/IP原点間のマッピングが更新されたことを保証する必要がある。そうしないとBtOリクエストに影響が出て、最終的には顧客のサービスに影響が出る。